黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

おかあちゃん@千日前

焼きそば 熱燗1200円


豚松の並び。「お好み焼&ホルモン焼きの店」の看板。ホルモン焼の文字を見ると心躍る。いつも常連さんが多いみたいで敷居が高かった。この夜は空いてそうだったので、そーと扉を開けてみた。全員が一斉にこっちを見たのでさらに腰が引けた。
女将「はいりにくかった?」となつっこい表情で言った。
私「まぁ、はじめてなので」
客A「この店は、おかあちゃんが魅力の店なんよ」
先客が4人。常連さんばかり。おかあちゃんとの会話も楽しそう。
メニュウが貧相だ。お好み焼と焼きそば、焼きうどんと他にゴニョゴニョと小さな字でホワイトボードの端の方に書いてある。しかも値段が書いてない。とりあえず熱燗を注文。付き出しに湯豆腐が出てしばらくして、蟹サラダもでた。おかあちゃんカニカマじゃけどな」。ほどなく二人組が三千円支払って帰った。ちょっと安心。
今日はホルモン系はないそうで、焼きそばを注文。手際を見て客Aの言葉が蘇った。たしかに愛想がよく、一人客にも楽しく話題をふるので通えば居心地はいいかもしれないが、魅力的なのはおかあちゃんだけじゃった。sigh。