黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

飛竜工場見学



創業60余年の老舗の製麺会社。スーパーに出荷する麺が主でラーメン屋ではほとんど見ない。「飛竜のラーメン」は岡山では家庭で作る定番的な麺である。なので生麺ではなく調理麺という分類になる。ご厚意で工場見学をさせていただいた。
白衣に着替え帽子を被りコロコロローラーで全身をなでた後エアーシャワーを浴びて入室し最上階から順に案内していただいた(撮影禁止なので絵はありません)。一度に100kgの粉を練るミキサーから圧延カット包装に至る行程が全自動。全自動とはいえ社長が機械オタクなので各所に工夫が見られる。詳しくは書けないが生産効率と衛生管理の相反する課題を合理的にしかもシンプルにシステム化していて興味深い。たとえばうどんを茹でる行程では湯槽を複数に分けることで常に清潔な湯にいれられるようにしてあるるし、二次殺菌の仕組みは説明を受けてもよくわからんかったがとにかく巧みな構造になっている。
出来上がったばかりのうどん試食した。「ウチのはスーパーに出荷してから時間が経ったのを食べてもらうことになるので、おいしい時期を逸してしまうんです」と自嘲気味に語られたのが印象的だった。いただいたうどんは、エッジがたっていて腰がありおいしかった。
(注:工場の一般公開はされていません)