黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

双葉食堂@備前市伊部

ラーメン600円 ブタ玉600円 ビール生中500円

緋皇のギタリストだったサムさんの店。伊部駅前、備前陶芸美術館の東隣り。陶芸会館の駐車場と区別がつかないが一杯ある。

入るなりサムさんと目が合う。うっ、気まずい。何がということもないけど、今までだって正面切って見つめ合ったことはないし。
「いつ来るかと思ってました」あぁ、のっけからカウンターくらわされてしまった。「伊部って意外に近いのですね」と応えるのが精一杯。「姫路の近所かと思ってました」などと訳の変わらないことをいいつつ奥の席に座る。サムさんはすごい勢いで焼いている。先客は3人なのに8枚一度に焼いている。その間も電話で予約がはいる。「おかむら」みたいじゃ。
メニュウは豊富で写真入りで貼ってある。ミックスフライ定食や野菜炒め定食、主に鉄板での焼き物がおおい。おでんは「シーズンオフになりました」との張り紙がほほえましい。

「ラーメンを食べて下さい。英馬が好きで研究したんです」
魚系の香りが漂いつつ鶏ガラの旨味がキュンと効いている。チャーシュウは手作り。麺は地元の製麺所から仕入れている。色からして吉備長によく似ている。英馬ほど甘くせず、野菜の甘みを適度に出している。力の入ったラーメンは「大衆食堂の」と侮れないものでした。

仕上がりがフアッと柔らかく、キャベツの切り方が繊細で食べやすい。

お土産のホルモンうどん
焼き物も工夫を凝らしていて蓋をして蒸す工程があります。なので一様に柔らかくジューシーな仕上がりになってます。一手間かかっていますね。蓋は手作りです。写真の柱にかけてあるのがその蓋(二つ)です。