大西精肉店に鶏ガラを買いに行くと、天神町の某老舗ラーメン店用の老鶏があるという。３羽分けてもらい、若鶏ガラ４羽と共に購入。老鶏は約３割高い。老鶏は天神町の某老舗ラーメン店のようにそのままドボンと寸胴に突っ込もうかと思ったが、若輩者が真似をするにはあまりにも不遜なので、若鶏と同じように下処理は従来通り行うことにした。老鶏を茹でただけで天神町の某老舗ラーメン店と同じニオイが漂ってきたのには驚いた。しかもスゴイ勢いで灰汁と黄色い脂がでる。若鶏が出すのとは迫力が違う。天神町の某老舗ラーメン店ではこれを食ってるのだなと思うとゾーッと、いやさすが老舗！ありがたいと声が出た。若鶏の余計な脂肪や血嚢は親指でそぐようにするとたやすく取れるが、老鶏はそうはいかない。スジも硬く至る所に黄色い脂肪粒が付着している。若鶏の３倍手間掛けて下処理を終える。おそらく天神町の某老舗ラーメン店のオヤジは一生この作業をすることなく人生を終えるのだろう。
さて手羽元君と鶏皮子さんを解凍しそれぞれ下処理をして大鍋で混浴「僕たちやっと一緒になれたね」状態。これから二人は一晩中組んずほぐれつ・・・、 いかんいかん京都の某変態日記のやうに。
今回は１０㍑のスープを摂るので、寸胴と大鍋二つで同時進行させ最後に混ぜ合わせようという魂胆である。
