黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

Gasoline Alley @デスペラード

レディオMOMO「メガトンロックンロールショウ」ストーンズ特集で出演者のストーンズ体験が”サムガールズ”からだったという言葉に時代を感じたなぁ(ちがっていたら訂正お願い>岡野氏)。初期から聴いているとはいえ当時高校生の私、ストーンズはブルースとR&Bの比重が多いロックバンドであるから少し大人すぎて、本格的に聴き出したのはライブ盤といってもベスト盤に近くお買い得だった"Got Live If You Want It!"からかな。あらためてラインナップ見てみると"Beggars Banquet""Let It Bleed""Get Yer Ya-Ya's Out""Sticky Fingers"この時期が愛聴盤、もちろん"Love You Live"には熱狂したね。その後のアルバムは購入はしてるけど印象は薄い。したがって個人的には意外に狭い聴き方しかしていなかったなぁ。


ビートルズコピーバンドと違ってストーンズのでこれはというのは少ない。うまいコピーバンドは数あるかもしれないがバックボーンであるブラックミュージックの要素、その辺が再現できているコピーバンドは少ないということだ。

今夜初めてGasoline Alley を観ることができた。初めの2曲(Jumpin` Jack Flash,Carol )には間に合わなかったがSway、Dead Flowers、Midnight Rambler、Sympathy For The Devilが聴けた。ストーンズを演るに最小限の編成である。ギターの川上氏はいいリフとブルージーなソロを聴かせてくれた。ドラムはタイトでグルーブ感があり、岡野氏はミックに似せて唄おうとしないのがいい。そしてベースのナンシー氏である。ベース弾きながら高音で唄う。これにはしびれた。

ノリを重視したスタイルがよりストーンズらしく、特にMidnight Ramblerでのギター合戦に絡むベースとドラムはハイドパークさながらにグルーブしていて快感だった。今後楽しみなバンドである。