黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ダントツ@北区岩田町

並 ニンニクマシマシアブラオオメタレオオメヤサイ2倍 600円

この店に入るときはいつも「完食」の文字が重くのしかかる。ならば小でマシなしにすればと思うのだが、せっかく来たのにというケチな根性もあるのだ。以前ヤサイ4倍を喰い終えたものの苦しくて帰宅するより手がなかったことから「2倍で勘弁しといたる」的余裕で望んだこの夜、ポッケには「味玉無料券」が潜んでいるのだ。

行列整理用の掲示と床には赤い線が二本敷かれている。奥のカウンタには奥の赤い線で入口寄りの席には手前の赤い線で待つ。このときコールがあるのだ。しどろもどろに注文し思い切って味玉無料券も出す。今回の注文なら「全部増し」と言えばよかったらしい。
奥の男性が空の丼をカウンタの上に返し「フーッ」と一言吐き満足気に席を立った。これは自分自身にというより他の客に「これが完食ですから」と無言の圧力のようにも思えた。

4倍を思うと量的にはいける。でも味玉がなぁ。それとくせ者はチャーシュウである。偏って分厚いところがある。ここがきつい。

天地返しをしてるとアブラがあふれてズボンにベッタり。萎える気持ちを抑えつつ食べ始める。やっぱうまいね。麺ともやしを絡めながらわしわしと箸が動く。麺が顎に優しいしうまい。

おぉ、玉子が出てきた。味が付いていても他が濃いので薄口に思えるとこが怖い。玉子が入ると目先が変わっていいね。蓮華を取りスープを飲む。具と麺は浚えたがスープは1/3残った。これくらいで勘弁してください、と卑屈になりながら席を立つ。やはり「完食」の文字が重くのしかかる。
このあと徒歩でクレドまで歩き「ラーメンウォーカー岡山2012」を購入。バーヤマダへたどり着くもだされたおつまみには手が出なかった。