黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

サザンと山達



かまくら」でジョンレノン、ボブディランのすぐれたオマージュを見せた桑田君が今度はフィルスペクターに挑戦だぁ。「こういうのを聴いて山下達郎は何を思うだろう」という桑田発言が興味深い。シングルカットされた曲よりもアルバムに埋もれた楽曲に凝ったものが多い。サポートメンバーがよく、どの曲もグルーグ感がありロックしている。
 ソノリテとは音の響きという意味らしい。全編山達節のオンパレードとひとくくりにしてしまうのは乱暴だ。今回はラップだぜ。山達のラップは美空ひばりの「真っ赤な太陽」くらいに違和感ありまくりとしても、これもありかなと思わせる。ケツメイシの起用が成功しているかな。他に70年代の音を出しているライトニングボーイが秀逸。