元みよしラーメンの御店主の本業は酒屋でお菓子やお歳暮も扱っている町の便利屋さん。久しぶりに顔出して店内を見渡すと子供の頃よく食べていたお菓子がいまだに健在であった。
お馴染み都昆布。ぼく的には駅のホームで見かけ、つい買ってしまって一枚食べて後悔するパターンでしたな。懐かしい味といえるほど喰った記憶はないのになんとなくその気がするのはなぜだろう。
子供が成人になってから菓子には全く縁がなくなったなぁ。でもここにあるのはよくおぼえている物ばかり。
森永Hi-SOFTは中学生の頃新発売になったのかな。パッケージの斬新さがそれまでの菓子の常識を覆したといっていい。そしてなにより柔らかく口の中で溶けるキャラメルが驚きであった。
今でもあるんだ明治クリームキャラメル。明治製菓に務めていた伯父は、道でゴミを見つけると拾ってゴミ箱に入れるような几帳面な人でかつ極端な愛社精神の持ち主だった。東京オリンピックの頃の話だけどその時分はセメント製のゴミ箱が各戸に置いてあって彼は明治製菓の箱を見つけた時は丁寧にしわを伸ばしてそっとゴミ箱の中に置いていた。子供ながらにこのおっさんアホかとおもったが、その後ゴミを拾う人を見かけることもなくゴミ箱もなくなってしまった。世の流れを感じますなぁ。
