黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

平山郁夫

生口島平山郁夫美術館は好きで何度も行った。彼は学生の時原爆投下の瞬間を目撃していてそれをスケッチしている。ハガキくらいの大きさで目立たない展示だが初めて見たときものすごく胸にこみ上げる物があった。感動したんだな。それ以後絵画そのものに対する見方が変わって機会があるならばどんな絵画でも見ない手はないと思っている。平山郁夫美術館にはシルクロードや瀬戸の海の巨大な絵が展示してあって、すごいのは同じ大きさの下絵を描く。つまり2枚あるということだ。これが一般的な方法なのか独自のものか知らないが、この下絵の迫力にはまいった。ダイナミズムだね。何度行っても飽きない大好きな美術館である。