黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

創作劇場@天神山文化ブラザ・ピロティ

3月27日 
恋の鬼 作:白神貴士

後ろの築山が重要な働きをする。秘宝流東山社中の踊りと青木光男劇場の談話で座が和んだところでおもむろに始まる。

「まずは貴方様もお面を被って鬼になって下さいませ」
「まして貴方様は鬼に逢おうというお方」

声劇である。音は楽士の奏でる音曲と語り部の言葉のみである。語りは文語調なのでストーリはおぼろげにしかわからない。金管楽器:赤田晃一、ディジュリドゥ:河田嘉彦、鍵盤、琴:鷲尾美由紀、語り:やこ

今は昔。藤原良房の娘明子の物語。どうやら皇太后明子に惚れた男がいて

宮中は大騒ぎ。男は捕まって流される。

鬼になって帰ってきた男。

鬼の復讐。

最後は明子の愛の力で鬼は去っていったようだ。全く確かではないが・・・そんな感じに思えた。


終演。寒くて途中何度か席を立とうと思ったが、鬼の登場で寒さが吹っ飛んだ。