黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

犬島の本

約二万年前瀬戸内海は陸だった。旭川と吉井川の流れは児島湾で合流し犬島と小豆島の間を東に流れていたと思われる。6000年前縄文時代になって海水面が上昇し瀬戸内海ができた。
犬島に貝塚が見つかったのは1965年頃である。貝塚は古代人の生活を知るだけでなく生物の生息範囲を知る手がかりになる。それによっていつ海が出来たのか、どう変化していったのかがわかる。
なんて話が書いてある本って魅力的じゃわ。
貝塚の専門的な内容はわからないが、縄文や弥生時代に思いをはせられるロマンあふれる書籍である。
「犬島貝塚」は著者のひとり岡嶋氏が興味のある人がいたらということで壱番館に預けていた本で、それをいただいた。感謝します。

以前犬島は在本商店で買った「犬島の石 嫁ぎ先発見の旅」と合わせて読んでみた。

犬島の由来は菅原道真公が難破した時、犬の鳴き声に導かれて岸辺にたどり着いた所だったという言い伝えからである。その犬は道真公のかつての愛犬で死後この島に流れ着き犬石となっていて道真公を助けたというもの。
犬島の石は大阪城岡山城、後楽園はもとより身近なところでは西川緑道公園にも使われている。そして平城京朱雀門の礎石も犬島産といわれている。

9月7,8,9日犬島でフェスが行われる。野外フェスは久しぶりなので楽しみだ。8日はキャンプサイトでBBQをやってるから気楽に声をかけてくれぃ。食材の持ち込み歓迎だぜ。