密輸1970@シネマクレール
韓流は超久しぶりなので、僕の知ってる役者がでない。それも新鮮。若手が育ってるのだろうね。美男美女がでてくる。そうでないのもいるが、B級映画ではない。
冒頭からサウンドトラックがいい。エレクトーンの安っぽい音、テケテケしたエレキギター、演歌っぽい歌詞、サイケなファッションなど時代をよく再現している。
日本との関係が最悪の時代に、庶民には、関税が高いため密輸でしか日本製品は手に入らない。田舎町の海女達はアワビ漁だけでは喰っていけず密輸の手助けに応じる。ナショナルのテレビやソニーのラジオ、お菓子や化粧品を相手にしていれば良かったかもしれんが、金塊やらダイヤになるとそうはいかない。ソウルの密輸王、地元のヤクザ、税関職員が入り乱れ、海女達も巻き込んで大騒動。
海女とヤクザの水中戦にサメも絡んできてハラハラドキドキ、確か007サンダーボール作戦でも水中戦があったが、それより面白いかも。BGMも小粋なリズムを刻む。
で、あの死体はサメが喰ってしまうのか、刺された男がなんでそこにおる、突っ込み処は満載(それでは足らず億載くらい)だが満足感は大きい。