黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

倉敷混声合唱団 魔笛@倉敷芸文館大ホール


マザーグース谷川俊太郎訳、林光作曲)と魔笛モーツァルト)をコーラス(ピアノ伴奏付)のみで展開する試み。なかなか楽しかった。基本的に、魔笛は王子タミーノくんとパミーナちゃんの恋愛物語だったのだ。鳥人間とかザラストロという悪魔がでてくるのはSFポイ。しかしストーリーは第一幕と第二幕では悪玉が替わる等ご都合主義の矛盾だらけの展開、しかしそれはそれでバカバカしく面白い。パパゲーノとパパゲーナの唄は有名でおそらくだれでも耳にした事があるだろう。物の本に寄ればモーツァルトの金がなかった頃の作品で大衆向けの娯楽オペラみたいなものらしい。「魔笛」というタイトルから高尚で取っつきにくい宗教物かと勝手に思っていた。