黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

冨士屋カップ麺完成打ち上げ


発売して約3週間売上げ順調だそうでよかった。暑くなり始めるこの時期はカップ麺の端境期に入る。それでこの売れ行きは驚異的らしい。息子さんが店に出て二人で切り盛りし始めて10年。この間桃太郎祭りや桜カーニバル、三越デパートでの催し等各種イベントに出店し対外試合ともいえる挑戦を数多く経験してきた。同じイベントに出店した当時新進気鋭のラーメン屋が開店間近になっても味が定まらず立ち往生しているのを見かねた女将が助け船をだして急場をしのいだり、デパートイベントであまりの行列に某有名店が時間半ばで根を上げたとき、主催者から「冨士屋さんお願いです、この行列なんとかしてくれませんか」と懇願され最後までやり通した心意気。冨士屋55年の歴史は伊達ではない。今回企画が持ち上がって1年試作品は普通Ver.3か4止まりらしいがVer.9をかさね、発売も半年延ばした。個人的には出来に不満がなくもないが好評なら文句はない。ことに県外の方からリクエストが多いそうで、岡山を離れた方々に冨士屋の味故郷の味を思い出すお役に立てれば幸いである。サンクスの担当者に東京での発売を提案してみたが、業界内の縄張りとかあるそうで実現は難しいかもしれない。
女将はメニュウを中華そば単一から将来的には増やしたい意向を示した。それも唐揚げや餃子といったありきたりなサイドメニュウではなく、中華そばとベストマッチな一品。次の世代交代の頃にはなにかしら形になっていればと思う。