黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

プルートウ@浦沢直樹X手塚治虫


鉄腕アトムTV実写版を小1のころ(昭和34〜5年?)観た。ストーリーの展開がゆっくりでアトムの活躍が少なく子供ながらストレスを感じたのを覚えている。それは実写版鉄人28号も同じだったな。糸でつった飛行機や噴射口から出る煙くらいの特撮だったが、それなりに興奮した。飛行機を吊っている糸が映るので種明かしを見ているようでそれも楽しかった。特撮では後に飛行機を逆さまに吊りカメラも逆にして飛行機の上面に糸が映らない工夫をしたらしいが動きがぎこちなく(おそらく撮影は困難を極めただろう)その方法がその後どうなったのかは知らない。
TVアニメ(モノクロ)がはじまったのは昭和38年日本中が東京オリンピックに向けて熱くなり始めた頃、僕らの夢と希望が10万馬力のアトムだったな。
プルートウは「地上最大のロボットの巻」が原作である。この回が放映された頃もう子供向けのアニメで喜んでいる年齢ではなくなっていて、おぼろげながらにしか記憶にない。時代はビートルズに、月刊誌から週刊誌に、マンガから劇画へと移っていくのである。
20世紀少年と同時進行で書いていくのか。すごいな浦沢直樹