2007-08-23 ピカソ展@県立美術館 ルートヴィッヒ美術館所蔵のピカソ 「牧神の頭部」1から6までがすごい。牧童と思われる痩せた男が徐々に牛の神に変化していく様子なのか、あるいは下書きを重ねていくうちに男の顔が牛になってしまったのか、1枚目の緻密な男の顔に比べて完成品は驚くほどシンプルである。今回一番見たかったのはロルト・オテロによる写真作品である。自分の作品を見つめるピカソ、闘牛場のピカソ、くつろいだピカソ、モノクロームのなかに素顔のピカソがいる。帰りに手塚治虫を買う。ピカソと手塚は僕の中では重なるものがある。