丼 麺
鍋 拉 (拉麺)
丼はもともと井戸にもの(井の中の点)を落とした図から来ている。その音が♪ドンブリコ♪と聞こえたことから「どんぶり」になった。そして江戸時代に蕎麦屋が深鉢に入れて愛想なく一杯いくらで売り出したのを「慳貪(けんどん:つっけんどんの意)」→「慳貪振り(けんどんぶり)」→どんぶり。で、音が同じ「丼」をあてるようになった。
ちなみに、おおざっぱな会計を指す「どんぶり勘定」は、職人の前掛けの物入れ(ポシェットだね)を「どんぶり」と言ったことからで丼とは無関係。
さらに欧米には丼にあたる器がない。深目の器といえばスープ皿しかなく丼とは言えない。袋麺だったころのインスタントラーメンがアメリカでは全く売れなかった。その理由を調べたらラーメンが食べられる容器がないという結論に達した。カップラーメンが開発されたひとつの理由である(という噂)。