黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

6月14日付山陽新聞から

経済産業省の食堂に

「岡山デミカツ丼」がメニュウ入りした。単純に地元の名前を冠につける経済効果は抜群だろう。
高級品の場合知識がないとわからないものも多い。いまでこそ知れ渡っているが「大間の鮪」の大間が青森県の地名ってことは最近まで知らなかった。「関さば」と言われても地名やら何やらわからん。「豊後さば」と名乗れば見当がつくけど高級感は損なわれる。A級品は、よくわからないがいいものらしいというカリスマ性が大事で、ありきたりすぎるとありがたみが薄れる。「青森のマグロ」だと「リンゴじゃねぇのかい」って言わそうだ。岡山だと「野村のカツ丼」だね。これは地名ではなく店名。個人的には「野村のカツ丼」はA級の部類だったけど。「岡山」で括られてしまうとB級っぽくなってしまう。わかりやすくアバウトなのがB級ってことかな。もっとも最近はB級グルメのブランド化が進んでいて新参者は排除される傾向にある。なんでもありがB級なんだけど、そうも言えない大人の情事、いや事情。