黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

オリアン@北区中山下

サービスランチ980円(スープ。コーヒー付)

毎度このメニュウ・ボードが見にくい。入口で長考しているのは格好悪いのでザッと見て入店したのがいけんかった。「サービスランチのカキフライ」と言ったら通じなかった。サービス・ランチはカキとチキンがワンセットだったのだ。

小綺麗な落ち着いた店内である。でも盛りが他のレストランとは違うところだ。スープからして見た目以上に多い。

運ばれてる最中からサラダの山にビビル。タバコ箱くらいの高さがあるな。

カキフライは一個だがでかい。左上のポテサラはディッシャー(半球状にアイスクリームをすくう器具)サイズである。

手のひら大のチキン。下にはスッパゲッティが隠れている。
まずサラダを天地返ししてドレッシングを行き渡らせ、チキンのソースをスッパゲティにからめつつ野菜系と一緒にせっせとかたづける。これをしないとテーブルに塩もソースもないので最後に生野菜ばかりが残って往生する。塩、ソースは言えば持ってきてくれるもののなんとなく負けた感がいやだ。(見栄っ張りのアホじゃな)

完食は「チッ、手間取らせよって」というくらいにはしんどかったな。うまいから喰いきれる。カキフライのタルタルソース、チキンのドミソース、サラダ・ドレッシング、スッパゲッティの塩味、人参のグラッセの甘さ、ポテサラの微妙な酸味これらが複雑に絡み合って食べ応え充分。
倉敷のミカサとならぶ盛り系洋食の雄である。