黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

練習風景

岡山市の外れにある一軒家がスタジオに改造されている。周囲は工場やら倉庫で夜でも音が出せる。それでも窓には毛布で目張りがしてあって防音には気を遣っている。三間あって真中の部屋がスタジオである。床は畳、壁は二方がふすま、天井は普通の天板。偶然にも吸音素材に囲まれていて演奏者には優しい造りになっている。

今回は新生OKAKURA SOUL SETの練習につきあわせて頂いた。僕は控えの間のソファで見学。短い休憩を挟んで約2時間。各自がそれなりの経験を積んでいるので決め所だけをテキパキと合わせていき最後は通して確認して終了という端で見ているだけだとあっけない間であった。
昔見た某バンドは「おめぇ、違がおうが」「出がおせぇんじゃ」「なによんなぁ、後打ちゆんじゃがな」「おめぇの頭が打っとんじゃ」「えぇわ、一服じゃ」と休んだり喧嘩したりで演奏している時間の方が短かった。この場合の「頭が打っとる」は「気が変」という意味で当時の流行り言葉(一部で)だったな。
今回はOKAKURAのレギュラー・メニュウといえる曲目で、音作りはそれぞれの持ち駒を出し合うような感じで組んでいき、一人が強力なリーダーシップで引っ張っていくタイプではない。新しいメンバになったときには楽曲のイメージが共有できるような雰囲気を作ることも大切だ。テクニックよりそっちの方が大変かもしれん。1Fuji☆2Takaと同様にまじめな練習態度である。結局差し入れたポテトチップスは僕一人で食べてしまった。