黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

麺屋sin@北区下伊福上町

とんこつ醤油らーめん620円 とんこつ塩らーめん620円

10月5日オープンの店。JR三門駅から徒歩1分。すぐ裏は石井中学校で僕の母校である。この辺にはラーメン屋がないのでありがたい。しかし駐車場が店の前4台分(他店と共用)で、交通量の多いR180が2車線から1車線に減る直前に位置しているので路駐もままならんし100Pもない。最寄りのスーパーまでも徒歩で10分位はある。駐車場対策はこれからの課題ですね。

とんこつ醤油らーめん。泡立ちがいいのはコラゲンたっぷりってことかな。キクラゲは丸のまま。チャーシュウは醤油味で炙ってある。麺の硬さは「ふつう」で注文。

とんこつ塩らーめん。替え玉をしないで塩を注文。濃さの割にくどくないので連食でもきつくないかった。ネギニンジンなどの野菜がのっている。塩の方がスープとの相性がいいみたい。すっきりクリアでこういう塩ラーメンは他にないかなと思わせた。チャーシュウは塩茹でチャーシュウで醤油ラーメンのとは変えてある。トッピングの玉子にも醤油と塩の二種類があった。これからのびて欲しいお店である。
丼は口が広く底に至る角度が急な横から見て扇型である。模様は「いわ田」「三方ラーメン」のと同じ。丼の字は、井の中に点を書く。井は、井戸のことだね。点は水をくむ器を表している。
【丼考】2010年5月20日再掲
丼はもともと井戸にもの(井の中の点)を落とした図から来ている。その音が♪ドンブリコ♪と聞こえたことから「どんぶり」になった。そして江戸時代に蕎麦屋が深鉢に入れて愛想なく一杯いくらで売り出したのを「慳貪(けんどん:つっけんどんの意)」→「慳貪振り(けんどんぶり)」→どんぶり。で、音が同じ「丼」をあてるようになった。
ちなみに、おおざっぱな会計を指す「どんぶり勘定」は、職人の前掛けの物入れ(ポシェットだね)を「どんぶり」と言ったことからで丼とは無関係。
さらに欧米には丼にあたる器がない。深目の器といえばスープ皿しかなく丼とは言えない。袋麺だったころのインスタントラーメンがアメリカでは全く売れなかった。その理由を調べたらラーメンが食べられる容器がないという結論に達した。カップラーメンが開発されたひとつの理由である(という噂)。