鰆祭り
2月のお遊びは鰆である。蒸し鰆とお造り。昆布締めの鰆に皮の素揚げが添えてある。
火を入れる前に覗いてみると野菜が敷かれている。皮はすでに炙ってあるという気の使いようがうれしい。
「而今(じこん)」名古屋の酒。飲み比べもできます。今回は天宝一など。
隠し技。ツマの下に豆腐がある。なんで?と思って食べてみるとビックリ。下味がつけてある。うまうまだわ。
ほどよく蒸されたところで蓋を取るとさわやかな春の香りが飛んでくる。みずみずしい野菜に鰆がよく合う。こういう蒸し料理ってはじめてじゃな。
締めに出てきたのが獺祭(だっさい)大吟醸の酒粕を使った粕汁。粕汁は苦手なんだがここのは素直にいただける。牡蠣が入っていて二度ビックリ。
こんなにもいただいた後酔った勢いでわがままを言い「えびめし」を作ってもらう。自家製ルーのストックがこれでなくなったらしい。また仕込んでチョーダイ!(財津一郎風)
毎月目から鱗の料理で楽しませてくれる。ありがたい。
向かいのおやぶんさんのタイラギをいただいて涙。これもうまかった。ほんまに意地汚い性格をどうにかせんと嫌われるな、コリャ。