黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

武士のダンディズム@林原美術館

7月19日〜9月15日

戦国時代の甲冑や刀剣、鉄砲などが展示されている。間近でみると細かい装飾などがよく見え。兜は頭を守るためのいわばヘルメットで、前頭部の大きな角のような飾りは存在や威厳を示すものだ。大将のは派手で大きく目をひく。家臣のは小ぶりでもアイデアがあって面白い。多いのは鍬形と角型だろう。自然信仰から三日月や半月の月形もあるし、貝の形、昆虫の形も面白い。なかでもトンボをデザインしたのが愛嬌があって良かった。戦場で出くわしたら笑うかもしれない。馬鹿馬鹿しくて戦などやる気にならないかも。
今回の目玉は、四国の武将長宗我部元親明智光秀の家臣斉藤利三に宛てた書状で、信長の四国成敗政策に対する懸念が記されているらしい。この手紙の後本能寺の変が起こる。
興味深い展示が多いのだが解説文書の文字が小さくて、いかんせん僕の視力では満足に読めない。スペースはあるのだからもっと読みやすくして欲しいな。