黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

創作料理こっく@中区国富

ランチ1150円

開店して10年目かな(06年9月開店)。こうして元気に続けていただけるのはありがたい。

メインはアジとイカのフライ スィートレモン醤油あん。このソースが、油切れよく揚がったフライをさわやかに包み込み軽い軽い仕上がりになっている。

高野豆腐とカボチャのゼリー寄せ。高野豆腐をゼリーでくるむ発想ってすごい。和出汁とのマッチングが絶妙。

豚肉と根菜のコンニャク茶巾煮。豚バラ肉、大根、ゴボウ、ニンジン、ジャガイモの甘露煮を挽肉とあわせて、スライスしたコンニャクで茶巾に成形し出汁で煮込んである。
他の二品は、椎茸シメジエリンギエノキ小松菜他を冬瓜のみぞれ酢で和えたものや、春雨キャベツを茄子で作った胡麻風味の味噌で煮込み、春巻の皮で巻いて揚げたものと手の込んだ品ばかり。
素材のまま出されるものは全くない。素材を細かく刻んで和え煮込み、巻いたり揚げたりという二重三重の手間がかかっている。美味いがなんだかわからないという作り込みすぎたものも時にあるが、刻んであっても意外に食感や舌さわり、香りが素材を個別に感じさせる品もあって週替わりのランチが楽しい。