黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

寿がきや きしめん@なごやんさん


きしめんは5年位前名古屋郊外の大規模店で喰って以来である。うろ覚えだが鉄鍋に入った味噌煮込みのようなきしめんをメインに牡蠣フライ、エビフライ、刺身、煮小魚、ご飯、香の物、フルーツ、さらに味噌汁という豪華絢爛わけわからん御膳だった。なにもそんなん注文せいでもと思われるだろうが、これが一番まともだったのだ。他の御膳にはグラタンやスッパゲッティ、カレー、トンカツ、天麩羅など組み合わせられるものは全部みたいなのばかり。駅前で別な店のウインドウを覗いてみたら同じようなのがあったので名古屋人はきっとゴージャスなのが好みなんだろうな、と思った。以後なごやんさんと出会うまでは、私の人生に名古屋の存在はなかったなぁ。今回寿がきやの「きしめん」いただいた。元々細麺が好きな私でも昨今のつけ麺ブームで太麺の許容範囲が広くなったようだ。この生きしめん真空パック200gは2分茹での1分煮込みである。麺線が短いので一気に喰い上げられないが、幅広の麺とゆるゆるさ加減が唇に心地よく接する。この麺は腰より表面のなめらかさを楽しむのに適している。スープは鰹がよく効いていてほどよく甘い。きしめんも捨てたもんじゃない。これからは積極的に喰ってみますね。寿がきやの「味噌煮込み」もいただいている。楽しみだっちゃ。