全国いや全世界にいくつのビートルズ・コピィバンドがあるだろう？今夜はその一つ「ハニーパイ」のプライベートライブに行ってきた。観客は１０人。コピィバンドとしても極小規模といえる。メンバーチェンジの直後だけに完成度は低いがどんな風に演ってもビートルズに聞こえるから不思議だ。それは曲名のＭＣだけで頭の中ではビートルズが鳴っているから詮無いことなのだが、その分ビートルズの完成度がいかに高かったかを実感する。各人各様のビートルズがあってレットイットビィしか知らない若い世代と来日をテレビで見たオッサンでは感じ方も違ってくるし、律儀にビートルズを追求しても限界はある。その中でコピィ・バンドといえどもオリジナリティが必要だ。技量ギリギリのせめぎあいこそコピィ・バンドの醍醐味かもしれない。当該バンドがその域に達しているワケではないが３０余年ビートルズを聴き続けている仲間として今夜のライブに乾杯を送りたい。
