豊中は苺じゃなくて麺哲である。「山」と呼ばれるラーメンがある。未食だが体験者の言*1によると随分美味いそうだ。Ｍｉｇ氏*2、*3ラーメンゾンビ氏*4の記事を何度も読み返してみて「山」の斬新さに驚いた。が反面いままでのラーメンの範囲が狭すぎたとも言える。ウドンや蕎麦には昔から温かいの冷たいの、ざる等のヴァリエーションがあった。ラーメンに山かけがあってもいいじゃないか。ということで体験者の写真と記事を元に作ってみることにした。本物の「山」は麺を水で〆て器に入れ出汁を注ぎ、チャーシュウ、ササミのズケをのせて山芋をスープで伸ばしたものをかけ、卵黄を落としてある。麺は１２〜１６番というから随分太い。山芋はツクネ芋をスープで伸ばしたものでレアチャーシューは無菌豚、ササミのヅケと卵黄はコーチンということだ。今回の偽「山」は１６番よりは細い麺、ヤマトイモをおろしたもの、タレはヤマキめんつゆ、こんがりチャーチュウ、卵黄を使うことにする。「ササミのヅケ」とはどんなものかわからないのでパス。作り方自体は簡単だが、やはり素材には差があるなぁ。どうせならメンマとカイワレもいれておこう。
残念！実に残念。カメラがないのが悔やまれる。これねぇ、勝手に真似しておいて恐縮だがウメェよ。こんないい加減な作りでもうまいんだから、オリジナルはもう想像がつかん。たしかに太麺の方が山芋のネバーにうまく対応すると思う。今回山芋をどれくらいスープでのばすのか判然としなかったので控えめにしたら食べにくかった。もっとトローくらいまでのばしたらよかったな。それでも充分うまかった。夏に最適。この偽「山」はこれからもつくるだろうな。本年８９杯目（自作４０杯）
*1:id:menmenmen:20050514
*2:id:ross-mig:20050218#p1
*3:id:ross-mig:20050331#p1
*4:id:ramen-zombie:20050215#p3
