黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ブルレコナイトvol.13

21日街角喫茶食堂にて 

「FULL ACOUSTIC SET 〜街角の詩〜」と題されたライブ。今月末で閉店するこの店のお別れを兼ねたブルレコナイトである。
1時間遅れて行ったので、この夏『ゼロ・エミッションライヴ BRIDGE '07』 をやり遂げた男達の,はにかんだ唄から聴くことが出来た。オレンジ色のつなぎを着たメンバーは、キャンディーズ「やさしい悪魔」よねちゃん自作「ひまわり」甲斐バンド「アンナ」をこなした。選曲にむさい男達の優しさがにじみ出ていた。
逆☆縁隊はかわいくキヨシローを演じた。



ガソリンアレイと1fuji☆2taka ACOUSTICが続けて出演。今夜のメンツで通常こういう構成はしないと思うし、後陣の藤原氏が「やりにくいよなぁ」とコメントしたのは無理もない。しかし、この緊張感は何ものにも代え難いものがあった。G.A.がはじめに演奏したサウンドチェック替わりのブルースは会場の雰囲気をがらりと変えた。リラックスした(ように見える)岡野氏のMCはいつもより長く笑わせる。その割にマニアックな選曲が客を置き去りにするのであるがゲストシンガーめめ嬢を招くことで一気につかみはOKに。1fuji☆2takaは初演の「Nobody Knows you」の出来がよく「Jumpin’Jack Flash」「 Don't Let Me Down」で意地を見せたと言える。個人的には藤原氏がエピフォンを使ってくれたのがうれしかった。

フラ&山下さんは一見するとどうみても山下さんが邪魔しているとしか思えないのであるが、フラさんはどうと言うことなく演奏と唄を続けているし、よく見るとソロを弾いているのが山下さんだったりして、このユニットはいったい何だ!とおもう。フラさんの透る美しい声に山下さんの声がかぶると綺麗なだけじゃないソウルフルになる不思議。いままで山下さんをフォークシンガーだと思っていたが、彼はソウルシンガーだったのだ。


稲妻食堂はG.とvo.よねちゃんとDr.ヒビキさんとの変則デュオ。1曲目でヒビキさん酔っぱらってるし二人だけではちょっと厳しいかなと心配していたら2曲目からナンシーがベースで入ってくれて曲をひっぱってくれた。それだけで俄然聞きやすくなり安定感が出た。ナンシーがベースで煽ってもヨッパのヒビキさんは気が付かないのでサポート役に徹してくれた。ヨッパでもヒビキさんは確実なドラミングを見せてくれたが、おそらくリハとは違う叩きだったとおもう。よねちゃんの絞り出すような唄が会場を包み込む。

ルネスのイベントに屋台を出していて、そこでは何度か食べたことがある。平たく盛りつけたご飯にカレーペーストをペイントしている感じ。ほんのり辛く不思議な食感。混ぜて食べるより2層のまま口に運んだ方が楽しい。サンドはチキンとサラダ。薄味なのでもの足らなかった。ライブの最中なので塩はテーブルになかったし、チョット残念。