黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

スペアリブ@自宅


骨付き肉というものはプルートにとってのみならず魅力的である。あ、ディズニーの犬ね、ロボットじゃなくて。
先日松崎牧場で牛を眺めつつ肉が喰いたいなぁと思った。「昔はビートルズを大音量で早朝ガンガンかけていた。ビートルズを聴かすと乳をよく出しだすらしい」という噂話(真意の程はワカラナイ)を牧場の近所の方が教えてくれた。さらに「牧場主が、よく牛舎のそばでバーベキューをしています」という目撃談も。チャンピオン牛を見ながらのバーベキューはさぞうまいと思う。魚だって釣ってすぐ刺身にしたり港でチャンチャン焼にするとうまいのと同じだ。ん?ちょっと違うかな。
骨を持って齧り付くのは野趣あふれる行為だ。オーブンのガラス越しに、脂がにじみ出てポタリポタリと垂れる様を見つつ、骨膜が剥がれ縮んでいきタレがほどよく焦げて芳ばしい香りを漂わす頃には、もう我慢の限界。焼き上がりの時間まで待てず、つい手を出してしまう。これでくちびるを火傷したこと幾たび。キルビルなんちゃって。しかも、この時点ではまだ美味しくないのだ。スペアリブは冷めてからがうまい。