黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

フェルメール展@上野

上野に直行して驚いた。ものすごい人である。この様子ならフェルメール展はスゴイ行列にちがいない。東京都美術館に急ぎ足でむかう。しかし広い。どこだかわかりゃしない。人波はいろいろな方向に向かっているので漠然とついていけるような状況ではない。どこへ行くんだ、皆さんは?完全にお上りさん状態になったところで案内看板を発見。やれ助かった。
ん?待ち時間0分!なんてこった。歩き回ってすでに汗びっしょり。こいつらどこ行くねん。

ついてみるとホンマに待ち時間ゼロじゃ。一時間は並んでもいいように満を持して始発便で来たのに気が抜けた。客も少ないからスイスイ見える。フェルメールと同年代のオランダはデルフトの絵画が約30点来ている。これが見えたのもよかった。この時代はカメラの原型(カメラ・オブスキュラ)ができたころで「どんな絵画もこれと比べると死んでるも同然だ」と言われたくらいだ。で、新しい絵画の時代になっていくらしい。光と影、歪みな。