スプリングカムカム
カムカム発足から４年になるのかな。やりたいことが伝わるようになってきたのは、時代が追いついたのかカムカムの成長の故か。ノスタルジアでもなくファンタスティックでもない狐につままれたようなステージがほぐれてきたのは、あがた森魚さんとの共演を経てからだろか。それでもなお「独自の世界」としか形容されなかったのは、伝わり方が一方通行だったのかもしれない。今夜のうねるようなグルーグは双方向のレスポンスによって産まれたといっていい。夢世界の構築に無理がなくまさにノスタルジックでファンタスティックなステージングであった。たんに隣のロシア人ネタが浸透しただけではないだろう。
禁手乱発Br.
たとえば上手下手を言っちゃいけんバンドがあるとしたら禁手乱発をおいて他にない。何の因果かデビュウ前からのお付き合いではじめはここまで本気とは思えんかった。週一の練習を欠かさない努力が実を結びつつある。「サウンドチェック御願いします」と言ってるのに始めてしまう律儀さがほほえましく、まだまだ音をなぞっている感は否めないが各自が役割を自覚しはじめていて効果的なフレーズや音の大小にも気を配れるようになっている。選曲にもう一考欲しいかな。
