からあげ定食５００円
かつてはのどかな田園地帯だったろう、今は埃っぽくオイル臭い資材置き場とトラックの行き来が多い通りにポツンと派手な建物が見える。のどかさを拒否した色目の建物は男臭さを集める灯台のようだ。
７，８席の狭い店に労働者諸君がまったりと煙草を吸っている。小綺麗なカウンタにはソースやお新香が丁寧に並べられ清潔感がある。こういう行き届いたところに男達を集める要素があるのだろう。労働者諸君は言葉は荒いが職人であるから、きちっとした仕事を見抜く目を持っている。
デカイ唐揚げが５個と御飯は量がある。
衣が硬くなる直前で寸止めされカリッとしている。上顎に刺さりそうな感触がぞくぞくする。身は厚く柔らかい。
５００円でこのボリューム。おふくろの味的職人技で労働者諸君はイチコロ。
相棒の注文した、ソースカツ丼６００円
これも衣がカリッカリッ。かかっているソースがうまい。
