泡盛かりゆしロック モズクの天ぷら、角煮
初めての訪問。店主さんとはライブ・ハウスなどでお目にかかったことがある。三線(さんしん)を弾くステージを観たこともある。いつ通り掛かっても混んでいて一見では入りにくかった。だが今夜は時間が早いこともあってすいている。
カウンタには皿鉢が並んでいる。
何を選ぶか迷う種類の豊富さである。見たことのない酒瓶が並ぶ。店名と同じ銘柄を見つけたので理由なく注文。しかもロックで。正しい飲み方かどうかわからんが、飲みやすかった。
突き出しは茄子の煮浸し。ほんのり辛くにんにく風味で大人の味。カウンタから一番不気味なのを選択。モズクの天ぷらだという。
なんやモズクじゃったんか、見かけは恐いが味わいのある一品。店主みたいじゃな。添えてある天つゆか塩でいただく。突き出しの茄子の餡を付けてもうまかった。塩は沖縄産でしょっぱさがなくマイルド。塩を舐めながら泡盛を飲んでもうまい。泡盛の甘さが浮き出てくる。
メニュウに「やんばる島豚の角煮」を発見。手前は白ゴーヤの薄切り、ししとうと柚子胡椒
軟らかく煮られてうまうまじゃ。白ゴーヤとほほばると苦さと甘さの絶妙なハーモニー。豚から出る甘さじゃろうか、深くこくのある甘さ。こんな店を躊躇していたとは不覚じゃった。