黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

今朝の朝日新聞から

恩師市川俊介先生の「岡山城物語」が復刊。

この方は中学校時代担任だった。ややもすると落ちこぼれそうになる自分をなんとか引っ張り上げてくれた。口角泡飛ばすという言葉そのままに熱弁で指導力がある反面おっちょこちょいで生徒の前でよくドジを踏んだ。一問間違えているのに100点になってしまいあらためて見直したら満点が105点だったとか、別の教師が何かにつけて「内申書に響くぞ」と脅すのにたいして「もう封をしてあるから今から書き換えられん」とバラしたり。「僕は受験用の教師には向かん」と常々言っておられた。後にオリエント美術館の館長になったと聞いて相応しい場所を得られたのだと感慨深かったものだ。館長時代に一度か二度お目にかかって以来長い間ご無沙汰をしていた。今回先生の消息を知ることができた。お元気そうで何よりである。復刊おめでとうございます。