黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

病院にて


眼の奥には網膜というスクリーンがあってそこに映るものを「見ている」ワケです。その中心部(中心部周辺を「黄斑おうはん」という)は視力の要でここがイカれると見えるけど文字が読めない状態になります。要するに肝心な所にピントが合ってない状態。
僕の病気は黄斑に穴が開いて視力が極端に低下、放置すれば失明に至るらしい。で今回その欠落部分を修復する手術を受けるわけです。術後は頭部を安静にするため一週間ほど入院が必要とのこと。視力は術前より回復するらしいので希望が持てます。
この手術方法が開発されて10年足らず、それ以前なら徐々に失明を待つよりほかなかったというからびっくりだね。

半日かけて検査や診察を受けやっと夕刻完了。病院内の食堂で遅いランチを取ることにした。入院するのだから事前に食っておかないとね。レストランと喫茶、寿司屋がある。精神的にも疲れたので寿司でもつまもうか。(入院は来月初旬と決定しました)

一杯飲みたいけど病院内だし無理だろうと思ったら「ビール350円」の文字が飛び込んできた。しかもにぎり400円!上にぎり700円!だって。ここは天国か!まだ死んでないけど。この際上にぎりでお伺いを立てましょう。

上といはいえこの値段なので期待はしてなかったが、いいんじゃない。並にぎりがどんなのか気になるわなぁ。

機械でにぎってないよ、丁寧ににぎってある。ネタは高級ではないがちゃんと手が入っていて、おすましには白身も入っている。うれしくなるね。病室まで出前してくれるそうだからいい感じの入院生活になりそうだ。