黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

cijima ライブツアー@禁酒會館

2月27日 filaments  cijima Live Tour2015
CD「filaments」の完成を記念して大阪、香川、兵庫、愛媛を廻るツアーである。

テープ・エコーマシンとマックという組み合わせが、小西君の音楽を象徴しているかのようだ。

開場するも静かな場内。小さなランプの灯りのみでコーヒーをいただく。禁酒會館だけにアルコールは禁止だ。

ほぼ影しか見えない明度の中で演奏が始まった。写真には補正がかけてある。tony chantyさんのボイスは、まさに静寂(しじま)。柔らかなテープエコーが禁酒會館の漆喰に反射して、いい頃合いの残響感。そして高感度マイクをギターからほんの少し離して置くことで、なめらかさを感じさせる。
アンビエントは環境と訳されるが、それでは広すぎる。cijimaは自分の周囲の雰囲気的な狭い環境を指していると思う。演奏中に禁酒會館の前を通過する電車のきしみが聞こえたり、パンタグラフが青く光ったり、こんなことも効果のひとつと思える空間が作り出されていた。