久しぶりの訪問。
店内に井戸があるんだ。たぶん昔ここに住んでいた家人が使っていたものだろう。いまでも水が貯まっている。
前菜に、ニシ貝のサルサヴェルデ・ソテーをいただく。サルサヴェルデは、パセリを使ったイタリアでは一般的なソースとのこと。今が旬のニシ貝にからめて炒めてある。ニシ貝はくせのない味なのでソースの香りが活きる。かすかにアンチョビの風味も感じる。
ビアンケット トリュフのカチョエペペ。ビアンケットトリュフは春物の白トリュフらしい。実はトリュフを食ったことがない。たぶん過去にあったとは思うが意識してなかったので、どんな物か味か香りか全く知らないのだ。フォアグラはソテーで喰ってみたいが、あん肝を紅葉おろしで喰う方が魅力的かな。キャビアは喰ったが、しょっぱいだけでなんの感動もなかったな。ま、高級品はどうだかわからないが。僕は、世界三大珍味といわれるトリュフ、キャビア、フォアグラどれにも縁はなさそうだ。
カチョエペペは、チースと胡椒のシンプルなパスタでカルボナーラに近いのかな。オイルを使わないのか少ないのか、すごくアッサリとしてチーズが美味い。残念ながらトリュフは食感以外何も感じなかったな。
吉田牧場のラクレットをはさんだ鶏ムネ肉のカツレツ。チーズとベーコンもはさんであったな。チーズって上手に使うとより美味しくなるものだねぇ。