黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

平木製麺所@岡山市中区東山

平木製麺所@中区東山
うどん一玉200円
 2月に同級生を連れて行ったら、はまってしまったみたいで帰省するからまた食いに行こうと、誘われた。

  爽やかな陽をあびて 朝の清涼剤としての平木うどん。

 同級生が本を出版した。短編集「銀河貫千里」(ぎんがせんりをつらぬく)は倉敷に天文台を作ろうと尽力した水野千里(みずのちさと)氏の一代記である。著者の祖父の兄弟とのこと。明治時代の快活な息吹の中、天体観測の好きな青年が東大や京大の博士の協力を得たり、大原孫三郎と掛け合って土地と資金を調達したり奮闘の結果、大正15年11月めでたく倉敷天文台が完成するのである。
 著者は建築家で4年前(60歳代半ば)現場で墜落し瀕死の重傷を負い一年間の入院生活を送った。結果小説を書こうと思い立ったそうだ。小説を書き始めて二年間で「内田百閒文学賞」にノミネートされ最終選考まで残った。該当作品は「大渦の彼方に」。