映画「PERFECT DAYS」＠シネマクレール
昨年末、役所広司「すばらしき世界」を観た。ムショ帰りの中年男が社会に順応しようとするが、一度キレると見境のつかなくなる性格から苦労したあげく・・・。ジワーァときたな。
真反対の環境と性格の「PERFECT DAYS」。どちらの映画も役所広司のすごみをみた。
音楽でも引き込まれた。アニマルズ、ベルベットアンダーグランド、オティスレディング、ルーリード、パティースミス、ヴァンモリソン、ニーナシモン、あがた森魚、金延幸子など。あがた森魚のギターで石川さゆりの朝日のあたる家 浅川マキ訳詞Ver.が秀逸。
現代にもかかわらず主人公はカセットテープで音楽を聴く。過去は語られないが、テープの収集数から相当聞き込んでいたと思われる。
そして後半登場する少女の名は「ニコ」。60年代高校生でロックしかなかった身には、ジワーァとくるがな。スカイツリーがポイントで出てくる。写真の窓枠がブルーなのはスカイツリーの光の反射。
