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今日のエンターテイメント

備前焼個展@明日香画廊 & オーシャンズ12

多久守は同級生。学生時代は陸上の選手でならした。20代半ばに陶芸の道を志し、佐伯と福渡に窯を持つ。福渡の窯は古代式の登り窯ですべて彼の手作りである。彼のモダンな感覚と実用性が作品に現れていて、ビアグラスは持ちやすく口をつけやすい。     
(ネタバレあり)先週「オペラ座の怪人」を観た。舞台の映画化は難しいのだろうなぁ。一曲歌い終えるまでそのシーンが終わらないので緊迫感がそがれる。映画として構成もよく壮大で華麗で歌も歌手もすばらしいが、映画はどうしても説明的になるので矛盾やちぐはぐな部分が浮き彫りになってファントムの愛の深さまで読み取れなかった。そうするとオーシャンズ12はあいかわらずソーダバーク監督のいい加減な作り方でつっこみどころ満載なのだが、映画としてこっちの方が面白い。豪華メンバーは歌舞伎座の新春顔見世興行みたいで突然某大物俳優が出てくる。しかもすごく重要な場面に重要な役どころで、なので単にカメオ出演とはいえないな。なので12ではなく13である。見習い(マット・デイモン)の家庭の事情が今回明らかになったので物語にやや深みが出た。観客が楽しめるのは11で、12はきっと監督以下俳優スタッフ達がヨーロッパ旅行を楽しんだにちがいない。