黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ALWAYS三丁目の夕日



プロデューサーの1人が同級生の高田君のようだ。日本テレビ編成局長になったときいたのは昭和の終わり頃だったか。西大寺五福通りのみなさんのクレジットがある。昭和33年には社会にも大人にも子供にもたくさんの夢があった。売れない小説家、借金を抱えた女、捨てられた子供、貧しい社会そこに巨大な東京タワーが建設されている。東京タワーが空にそびえるだけ夢に近づくのだと皆思っていたに違いない。時代性の選択と物語のバックボーンがうまく噛み合っていい映画になっている。でもその夢が明るかったのは、おそらく大阪万博をピークにしてオイルショックまでかな。夢が金に換算される時代になって社会がつまらなくなった。
個人的にはゴジラに倒されモスラが孵化し蝋人形館にフランクザッパがいる東京タワーしか知らないが、建設途中の東京タワーを見たのは初めてだ。フラワーカンパニーの東京タワー、リリーフランキーの東京タワーどれもぐっとくるね。