黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

映画

ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜

先月原作を読み、映画だとどうなるのだろうと期待を込めて観た。結論から言うと、サスペンス部分をばっさりとそぎ落としシンプルな構成にしてあり納得のいく出来だった。 前半レシピを作っていく過程は、まな板の上で素材が切られる様子やコンロからの炎など…

マイルス・デイビス@シネマクレール

たぶん1975年から80年の頃のマイルス。時間軸がバラバラなので比較的単純な事件が複雑に思えるけど、大事なのは事件よりマイルスの心のありようなんだろう。

スターウォーズ・ストーリー  ローグワン@イオンシネマ岡山

エピソード4につながる位置にあって最後はなるほどと思わせる。なによりターキン提督役、ピーターカッシングは20年前に亡くなっているにもかかわらずたくさん出てくるのには驚いた。今までも撮影途中で急逝した役者のシーンを撮りだめた中から適宜選んでつ…

スタートレック・ビヨンド@イオンシネマ岡山

CGがあたりまえになってからアクションは派手になったものの、逆にリアリティか減少したように思う。以前は、たとえば主人公が崖に追い詰められてその高さに一瞬躊躇して、ままよと飛び降りる。昨今は迷っている間などない。元々が荒唐無稽な世界なのでい…

ジェイソン・ボーン@イオンシネマ岡山

テレビ予告編でトミー・リー・ジョーンズを出したクソ野郎は誰だ。楽しみが半減するじゃろ。もし知らないで冒頭彼が出てきたら最高に感激しただろうに。 追う理由も追われるワケももう誰にもわからない。のっけから格闘シーン。監督の好みなのかカメラマンの…

「jimiー栄光への軌跡」テアトル梅田@大阪

チャス・チャンドラーをはじめキース・リチャーズ、クリーム、ザ・フーほか60年代活躍しはじめたロックスターが続々登場。 映画ではキースの恋人に見いだされてチャスチャンドラーをマネージャにしてロンドに渡りモンタレーに出演が決まる二年間を描く。割…

シネマタウン岡南

祭典の日(奇跡のライブ)レッド・ツェッペリン 10月17日18日限定公開 17日の朝友人からメ−ルがあって岡山での上映を知った。プレミアショーとは聞いていたが世界40カ国・1500館のひとつとは驚いたね。 映画はすばらしくて2時間ライブを堪能…

プロメテウス@岡南シネマ

チャイ350円 2週とあけず行く時期とワンシーズン全くいけない時期がある。4月に行ったきりなので永い間があいた。アベンジャーズとどっちか迷ったけどタイプ的にはSF優先ですな。基本的にアメリカンコミックは苦手な部類だ。アメリカ的ヒローのあり方…

11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち

監督は若松孝二。音楽は板橋文夫。主演はARATAあらため井浦 新。 三島の美意識にあわせてか、若松監督にしては映像がすごくキレイ。三島をはじめ盾の会隊員のしわひとつない服装とキリッとした行動が描かれる。三島の言動は当時新聞などで取り上げられ…

テルマエロマエ@シネマタウン岡南

ローマ時代と現代とを風呂を介して行き来するタイムスリップもの。ばかばかしい設定ほど面白い。ローマ人のエキストラがふんだんに使われていて壮観である。阿部寛という二枚目だがどことなく間の抜けたキャラクタが際立っている。ただし芝居は下手だ。その…

シネマタウン岡南@南区

ロボジー 「スイングガール」の矢口史靖(やぐちしのぶ)監督作品。悲劇は見る側にとって喜劇であるという意味でコメディ映画であり、人をだますコンゲーム(ペテン)で進行している点からはクライムムービとも言える。そして全編を貫いているものは矢口監督…

マイウェイ@メルパ

新しいタイプの韓流映画かな。支配する側とされる側視点を変えると見えるものは違ってくるが、監督は冷静に描いている。いいのが皇軍の上官役山本太郎と名前はわからないが収容所で管理人役の韓国人俳優、シリアスな環境でちょっととぼけた表情がどちらも憎…

シネマクレールからメルパ、シメマクレールへ

シネマクレールで「ゴーストライター」を観る。ピアース・ブロスナンがくたびれた役で、またユアン・マクレガーもやりたくない仕事を押しつけられた役が妙にはまっていて、二枚目ふたりが今までとは違うイメージで好演。超スロースペースで物語はすすむ、天…

猿の惑星創世記ジェネシス@メルパ岡山

猿が人にNO!を言う。 シーザーが他の猿たちを目覚めさせ人間社会から脱出するところまでで第一作目(1968)に到達するにはまだ時が必要だ。比較的狭い地域内でのストリー展開がわかりやすくスムーズで誰がみても楽しめる。後の猿社会を構成する伏線が張ら…

探偵はBARにいる@メルパ岡山

舞台はススキノ。北海道=大泉洋が大活躍。しがない私立探偵にかぎって意味不明の依頼が舞い込むんだな。ハードボイルドの定石。陰謀に巻き込まれ雪に埋められるシーンは迫真。安藤玉恵、カルメンマキなど意外な人物が出てきてちょっとびっくり。ライトウイ…

SUPER8(スーパー・エイト)@ジョリー東宝

岡山メルパ・ジョリー東宝のスタンプ・カードを作っておくと毎週火、木曜日はカード掲示で1000円になります。またスタンプ5個で一回無料。作成は無料で期限は一年間。他にもメンズデイ月曜日、レディースデイ水曜日ほか各種割引がある。どうせなら大人…

マイバックページ

♪マイバックページズ♪は「昨日より若く」という歌詞が象徴的なボブ・ディランの楽曲である。 1971年朝霞での自衛官殺害事件、日比谷野音での山本議長演説、京大講師竹本氏とのかかわり、朝日ジャーナル誌回収、これらの実際におこった事件を元に雑誌記者…

ハーブ&ドロシー@シネマクレール

アメリカ映画は二つある。ハリウッドとニューヨークだ。やや乱暴な分類だがスタローンのランボーほど乱暴ではないはずだ。ニューヨークの代表はウッディー・アレンだね。この作品は佐々木芽生監督。 現代アートコレクターのヴォーゲル夫妻を追ったドキュメン…

極悪レミー@シネマクレール

レミーは世界最高のロクデナシ野郎だ(hpより) ロックバンド「モーターヘッド」のベーシスト・レミー・キルミスターをインタビュウとライブで追ったドキュメンタリである。”キルミスター”(KILMISTER)はKill Mr.ではないが、名前からしてビビル。過激な行…

シネマクレール

ドアーズ/まぼろしの世界 ドアーズとの関わり方は難しかった。「ハートに火をつけて」や「ハロー・アイラブユー」などののりやすくわかりやすい曲があった反面複雑に入り組んだリズムでわからない歌詞の唄が多かったからだ。もっとも「ハートに火をつけて」…

シネマクレール

ストーンズ・イン・エグザイル アルバム「メインストリートのならず者」の製作ドキュメンタリ映画である。16mm映像とスチールの組み合わせ、インタビュウ音声で構成されている。「悪魔を憐れむ唄」のレコーディングを追ったゴダール監督の「ワン・プラス・ワ…

悪人

腹が立ったり追いつめられたりして何かに八つ当たりすることはあっても殺人までは到達しない。だが彼はしてしまった。短絡的内向的な性格で一時の激情とはいえ最悪の結果であった。閉塞感、主人公のみならず登場人物の誰もがそれぞれ持っている。映像的には…

BECK

原作を知らなくても見ていて胸が熱くなった。ストーリーはありきたりのパターンでお約束的展開は、それはそれでよろしい。それ以上に大事なのは日本のロック・ミュージック映画がここまできたかということである。昔はアンプに電源ランプが灯ってなかったり…

アバター

3D眼鏡はこんな感じ。オン眼鏡の人にはフィット感がイマイチなのと重さがあるので鼻の高さによっては、ずれやすい。右側のツルに電池ボックスがある。精密機械なので落とさないように気をつける。 トイ・ストーリーの予告編から3D画面で装着に慣れてしま…

シネマクレール

ドキュメンタリ頭脳警察第二部 「頭脳警察」を知らない方がいたのでチョットだけ解説。頭脳警察は1970年代に物議をかもしたロックバンド。パンタ(G)とトシ(Rerc.)のデュオ。日本語のロックにこだわり、政治色を前面に出したので発禁や放送禁止が多か…

パイレーツ・ロック

シネマクレール 驚いたことに1960年代イギリスではラジオ局が国営BBC一局しかなくポップ・ミュージックは1日に45分しか放送できない法律があったそうな。同じ頃僕でさえ一晩中ビートルズ聴きまくりだったのにストーンズやフーの地元の若者はどうし…

THIS IS IT

マイケル・ジャクソン けっして熱心なファンでもなくとりあえず時流だし見ておくか程度の気持ちで、しかも遅れて入場。場内真っ暗で席どころか通路さえもわからず適当に隅っこに着席。丁度ベースの音に注文をつけている辺りから観だした。でもおそらく10秒…

少年メリケンサック

クドカン監督脚本。傑作です。おもろいです。佐藤浩市は最高の役者になりました。彼自身ヘヴィメタルが大好きらしいので演奏シーンは様になっているしね。 観たい映画はたくさんあったけどこんなものかな。

公開情報

ローリングストーンズ『シャイン・ア・ライト』 昨年末岡山では上映予定がなくガックシ来ていたんですが、ついに決まったようです。 岡南シネマで24日から公開予定です。 上映スケジュールは水曜日くらいにはハッキリするでしょう。

チェ28歳の革命

一切エンターテイメント性のない映画である。カメラは手持ちが多くニュースフィルムを見ているようだ。また所々モノクロで革命後のインタビュウや国連での演説が折り込まれるので歴史を知らない人には、なにがなんだかわからんと思う。上映開始から30分ほ…