黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

アバター


3D眼鏡はこんな感じ。オン眼鏡の人にはフィット感がイマイチなのと重さがあるので鼻の高さによっては、ずれやすい。右側のツルに電池ボックスがある。精密機械なので落とさないように気をつける。
トイ・ストーリーの予告編から3D画面で装着に慣れてしまえば違和感なく楽しめる。車や槍が向かってくる場面は一瞬身が固くなる程の迫力である。以前の青と赤の眼鏡より格段の進歩がある。あれは薄っぺらくなんとなくそう見えるだけだったからなぁ。
さて、アバターは3時間近い長編でやはりこれだけ時間を割かないと理解できない世界観である。単純に言えば未知の価値観にたいするアメリカの論理のおしつけ、例によってそこのけそこのけアメリカが通るチューやつですわ。映画では地球から来た海兵隊となっている。正確には企業に雇われた海兵隊上がりの傭兵だが基本的な構造はアメリカの歴史そのもの。物語自体は善悪がはっきりしていてわかりやすく感情移入しやすい。自然との共生というテーマもさることながら侵略と殺戮の歴史を重く感じさせる映画である。この辺は日本人とアイヌ民族との歴史も重なるね。