モップスのボーカルから俳優まで幅広く活躍。独自のほのぼのとしたキャラクターでＣＭもヒット。モップスはＧＳブームに出遅れたので知名度も認知度も人によって様々という特異なバンドであった。演奏能力の高さには定評がありＲ＆ＲでもＢｌｕｅｓでもこなせたが、ヒロミツ氏の軽妙なＭＣや冗談で作った「月光仮面」が思わぬヒットしたためコミックバンド扱いの面もあった。一度見たライブは星勝のギターがすごくプログレっぽいステージで驚いた。しかし一部のお客は面白い曲を期待していたのかソロで集中せず騒ぎだし非常に不愉快だった。当時のソロは長かったしモップスのイメージとは違っていたからかもしれない。ヒロミツ氏は優れたエンターテーナーであり星勝氏は希代のアレンジャーではあったがバンド的には微妙に時代から遅れていたように思う。前述のプログレっぽいステージもいまさらという時期だったなぁ。楽しいステージなんだけどね。
