黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

二十世紀少年@岡南シネマ

原作がいい加減すぎるのでこの映画化はうまくいった方だと思う。唐沢寿明が”けんじ”にしては2枚目過ぎるとはいえ、否応なしに巻き込まれ困惑する様は好演といえる。キーポイントの1970年がもう少し描かれてもいいような気がしたが2部3部に期待しよう。突っ込みどころ満載の原作といえどもこれだけ楽しんだ漫画は久しぶりでこの何年かどっぷり浸かっていた。また読み返してもおもしろいのは、現実もこうゆう矛盾だらけの進行をしているからかもしれない。問題が何もかも理路整然と解決し主人公が幸せになる結末なんて現実にはあり得ないからね。いろんな事が漠然と解決したようなしないような、なんとなく納得だけして時間は進行していく。ん!そんな人生ってオレだけ?