黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

告井延隆@城下公会堂

サウダージの一階にあるアコースティックにはほどよい広さの会場は雨の中満席になった。センチメンタル・シティ・ロマンスのギタリスト告井さんがビートルズをソロでしかもアコギでインストという新基軸。

前座のスプリングカムカム。マトリョミン(電子楽器テルミンマトリョーシカの中に入ったもの)を加えてスペーシーな世界を創造。エアプレンの空と海の無風状態が連なる浮遊感がいいです。

アコギ一本でベースライン、ギターパート、メロディー所によってはドラムや効果音を一度に再現する。アレンジは施さずオリジナルに近似させる。指の動きはあくまでもシンプルだが出てくる音は壮絶!聴く者がビートルズの姿を思い描けるのがすごい。2時間30余曲リクエストを交えつつ一気に進行。
帰りも雨が降り続いている。ライブの興奮はあるがまことやにもたくみにも足を伸ばす元気がでずバスに乗る。