黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

漫画 へうげもの 山田芳裕作

僕は小中高と漫画小僧だった。松本あきら「電光オズマ」小沢サトル「サブマリン707」をはじめ、おそ松くんやオバQの初回を読んでいる。少年ジャンプが週刊化されたあたりから疎くなってるのかな。
最近では「深夜食堂」など友人に教えてもらうまで知らなかった。

これはふとNHKBSでみたアニメの原案本である。変わった話だなと思いつつ放映日を失念してそのままになっていた。偶然にも息子が帰省時に買ってきた物である。一気に読み更けてしまった。

調べてみると07年には賞をもらうほどの人気だったらしい。最初は読みにくいが戦国時代の流れと茶の湯・陶芸の世界が織り交ぜてあり、そこんとこわかってくるとどんどん読める。各話のタイトルが「黒く塗れ」「天界への階段」「武田をぶっとばせ」などピンとくると作者の顔が見えてくる。