池は約２０年前に整備されて親水公園になった。この池自体は４００年前に作られた農業用の人工池である。いまでは下流域が宅地化されて田畑への利用は少なくなって溜池状態であるが三方を山に囲まれて雨水や生活廃水が流れ込む環境である。２０年前の工事では護岸強化と掘削が主であった。４００年前の石垣は新たらしい石垣を手前に作り埋めて残してある。通常水位を1.3ｍ以下にして岸壁上部まで約３ｍの余裕を持たせてある。生活廃水の処理のために浄化施設が設置されていてかつてのように池が臭うことはなくなった。通常水位時には遊歩道で散歩や子供が遊べるスペースになっている。池の中には野鳥観察小屋があって柱の下は亀や鯉の住処にもなっている。
通常の水深１．３ｍ位の状態。
９月３日午後３時頃の状態。１０年前の台風１９号の際は遊歩道が冠水するくらいですんだ。今まではそれが最高水位だった。今回は野鳥観察小屋が半分以上水没した。
石垣の下、大きめの岩が並んでいる所が遊歩道。
７割くらいの水位かな。池の重要性を認識しました。
