黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

古川@北区下石井


以前から気になっていたが機会が無くてそのままになっていた。丁度向かいのまきび会館で会議があったのをこれ幸いと立ち寄る。看板には「中華そば、釜めし」反対側に「酒さかな 釜めし」とある。

店内は狭くテーブルが二つとカウンタ6席であるが4人しか座れないだろう。キャパは9人か詰めて10人が関の山と思われる。この夜は先客3人であった。店員はおらず店主のみ「メニュウはありません。看板にあるとおりです」とおっしゃるから中華そばと釜飯後はお任せなんだなと判断。先客の一人は釜飯と小鍋をつっついていた。釜飯は45分かかるとのこと、じゃ中華そばで。この後会議を控えてるので45分は待てないしね。飲物がビールに見えるか見えないかは各自よろしく。

まず自家製豆腐がでてきた。たまり醤油と茎わさびが添えてある。小さいが味が濃くてうまい。

「今日は塩ラーメンでございます」手元が暗くていい写真ではない。実際はもっとクリアだった。ネギは二種、チャーシュウは厚めで焼き目が芳ばしく柔らかい。こういうチャーシュウを作ってみたいものだ。

中太の麺はツルッとした食感と弾力が特徴的だ。

胡椒は粗挽きと細粒の二種を出してくれた。「胡椒は同じですが挽き方によって全く変わります」とおしゃるとおり風味が異なる。粗い方が塩が引き立つ感じがする。終盤柚胡椒も出してくれた。これはさわやかにしめる演出だねぇ。

最後にトマトの自家製シャーベットがでた。これも絶品。
飲み物がいくらかわからないが合計で1700円だった。初めから終いまできちんと組み立てられたラーメンは初めてである。この店はちょっとうれしい発見だった。この分だと釜飯も楽しみだ。ただ若干懐を温めておかないとね。