黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

いただきもの人生

エシャロット わけぎ あさつき
まるもさんが吉井川の畔で栽培している野菜をくださった。不揃いで泥付き華奢な姿は素人感ばっちり。泥を落とし根や皮を取ってしょうやくするとずいぶん小ぶりになってしまった。無農薬なのでそのままでも喰える。エシャロットをつまんでみると小さいながらネギ類のぬめりもあっていい出来である。

エシャロットとあさつきは豚肉とピリ辛炒めにました。エシャロットのほろ苦さが引き立ちます。

わけぎはぬたにしました。味が濃くてうまい。
「しょうやく(する)」とは採ってきた山菜や野菜の泥を落としたり干なびた葉や根を取り除いて調理できるようにする前処理のことをいう。スーパーにならんでいる野菜は「しょうやく済み」ということだね。ところで「しょうやく」って精役あるいは精約と書くのかなとなんとなく思って調べたけどわからなかった。精は精進(ひたすら勤めること)から、役は労働の意からと想像していた。すなわちツクシのはかまや栗やぎんなんの渋皮を取る作業はまさに修行のようにひたすら労働に励む姿。また約には切り詰める・簡素化する意味があるから不要な葉や皮をもくもくと取り除く作業からの連想である。が、どちらも不正解みたいだ。しかもどうやら岡山弁らしい。なので他地方では通じないかもしれない。どうりで当てはまる漢字は無いはずだ。